宝石を買取店で売る時のポイントは?金額差が出やすいため買取店選びにも要注意

ダイヤモンドをはじめとする宝石類は、いつの時代も価値が高いものとされています。

そのため中古の品物でも、買取店で高く売ることができます。

しかし宝石は買取店によって、大きく買取価格に差が出る傾向にあり、買取店の利用に慣れていない方には注意が必要です。

ここでは宝石をより高く売るためのポイントや、どういった宝石に値段がつきやすいのかという点を解説しています。

宝石を買取店で売るときに知っておくと役立つ知識

宝石を売る際には最低限知っておくべき点がたくさんあります。

実際に査定に出す前に、自分自身もある程度知識をつけておくことが重要です。

宝石は品質の良し悪しで値段が変わる

わかりやすく宝石の価値を測る目安として「大きさ」が挙げられます。

しかし宝石の評価は大きさだけでなく、総合的に美しい石かどうかという点が重要です。宝石の品質を判断する基準についておさらいしていきます。

ダイヤモンドの価値を構成する4C

ダイヤモンドの価値は4Cと呼ばれる、4つの評価基準によって総合的に判断されます。

  • Carat(カラット):大きさ
  • Color(カラー):色
  • Clarity(クラリティ):透明度
  • Cut(カット):研磨技術・形

大きさは一つの判断基準に過ぎず、大きくてもその他の項目が低評価だと、総合的にみて価値の高いダイヤモンドとは評価されず、結果として金額も安くなります。

鑑定書はこれら項目が全て記載されていて、より総合評価が高いダイヤモンドは買取店でも高値が付きます。

カラットについて

宝石の大きさには「カラット(Ct)」という単位が用いられ、1カラット=0.2グラムと定められています。

カラット数が大きいものほど希少価値があり高価になります。

カラーについて

ダイヤモンドの色の「D〜Z」という16段階で評価されます。

Dランクが最高でもっとも無色に近く、Zランクに近づくにつれて黄色味が強いという評価となります。

ダイヤモンドはより無色に近い色ほど高い評価がされます。

クラリティについて

透明度を表すクラリティは「FL、IF、VVS1、VVS2、VS1、VS2、SI1、SI2、I1、I2、I3」といった11段階で評価されています。

少し複雑ですが、FLがもっとも透明度が高く、I3はもっとも透明度が低いという評価です。

ダイヤモンドの透明度は内包物の有無で決まるため、クラリティは内側にどれくらいゴミや傷があるかという評価基準となります。

カットについて

カットは美しく研磨が施されているかどうかを表し「Excellent」「Very Good」「Good」「Fair」「Poor」の5段階で評価されます。

ダイヤモンドはより光を吸収し反射させるようカットすることによって、見た目の輝きに影響します。

同じ原石でもよりカットが美しく施されることで、価値が高いダイヤモンドと評価されるのです。

ルビーやサファイヤなど色石の評価基準

ダイヤモンド以外の宝石は、色石と呼ばれカラットの表記こそ同じですが、4Cのような細かな評価基準はありません。

ですが人気が高いとされる「ルビー」「サファイヤ」をはじめとする、ほとんどの色石において発色の良さが重視されます。

高価な色石ほどより鮮やかで濃い色となる傾向にあります。

それに加えて人工的な処理が施されていない、天然石かどうかが価値を測る基準となり、買取店ごとの判断によって買取価格が算出されます。

一粒ダイヤとメレダイヤは大きく価値が異なる

品質の高い一粒ダイヤは希少で高額

ダイヤモンドは一粒で大きなもの、小さい宝石が複数まとまったメレダイヤとでは大きく価値が異なります。

より価値が高いのは一粒ダイヤです。

一粒で1.0カラットのダイヤモンドと、メレダイヤ合計で1.0カラットとでは金額は数倍以上異なり、メレダイヤは評価されづらいです。

メレダイヤに関しては、デザインとしての評価が上乗せされることはあっても、メレダイヤだけで構成されているジュエリーだと宝石としての評価はなかなか付きづらいと言えます。

ダイヤモンドに限らず、色石などを含めた全ての宝石は一粒で大きいものがより高く評価されます。

土台に使われている素材も重要

宝石をアクセサリーとして用いる場合には、石を備え付ける土台が必要です。

土台には「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」などさまざまな素材が使われます。

国産のアクセサリーはほぼ全てに素材の刻印が施されているため、見た目で判断がつかなくとも刻印でどの素材が使われているかを判別することができます。

ここで重要なのは土台に使われる素材が高価かどうかです。

高価な宝石にはK18やプラチナを土台にするのが一般的

一般的に大きく品質の高いダイヤモンドジュエリーの土台として用いられるのは「プラチナ」です。

プラチナも純度によって「Pt1000」「Pt950」「Pt900」「Pt850」と区別されていて、純度が高いものほど素材としての価値が高いです。

また近年ではゴールドも人気が高く、ホワイトゴールドやピンクゴールドなど色の種類が豊富な点も人気上昇の理由の一つとなっています。

以前と比較して金相場も高騰しているため、プラチナとほぼ同等の評価です。ノーブランド品に関しては、ゴールドの方が若干高く評価される傾向にあります。

ダイヤモンドの土台にシルバーが使われることは少ない

色石のジュエリーなどの土台にはシルバーが扱われていることもありますが、シルバーの素材の価値はほぼありません。

品質の高い宝石の土台としてシルバーが選ばれることはなく、ブランドジュエリーではダイヤモンドをシルバーに乗せることは限りなくゼロに近いです。

オーダー品などであれば、高価な石にシルバーを乗せることができますが、中古品として再販する際に売れづらいという理由から、高品質な石でもシルバー土台の品物は高値が付きにくい傾向にあります。

素材の価値がないという理由に加えて、再販しづらいという点から、シルバーを土台にした宝石は値段が付きづらいです。

鑑定書の有無が査定に大きく影響する

宝石の鑑定書はGIA(米国宝石学会)やCGL(中央宝石研究所)が発行したものが権威性が高く、より一般的に扱われています。

希望すれば誰でも取得することができる点も特徴です。ただし指輪などにセットされている場合、土台から外し石だけの状態(ルース)にしてからでないと鑑定書は取得できません。

鑑定書と鑑別書の違いについて

正確には宝石には「鑑定書」と「鑑別書」というものがあります。

  • 鑑定書:宝石の評価をランク付けしたもの
  • 鑑別書:宝石の素材や種類を判別したもの

鑑定書は宝石の良し悪しが明記されたもの、鑑別書は宝石の種類を調べたもので、それぞれ役割が異なります。

また宝石の鑑定書は「ダイヤモンド・グレーディング・レポート」とも呼ばれ、ダイヤモンドのみしか発行されません。

一方で、鑑別書はさまざまな宝石で取得することができます。

いずれにせよ宝石の査定においては、鑑定書もしくは鑑別書があったほうがプラスの評価となる傾向にあります。

高額なダイヤモンドほど鑑定書が重要

カラット数が大きく、高品質なダイヤモンドほど鑑定書の有無によって金額差が出やすいです。

極端に言えば、鑑定士の知識がなくとも、第三者的に高い評価を受けているという裏付けとなるため、より品質の高いダイヤモンドは鑑定書があることで、適切な金額提示になりやすいです。

高級ブランドのジュエリー製品は、多くの場合購入時に鑑定書が付属します。

そのためブランド品のギャランティや保証書と同じく、査定時の金額に影響する付属品ですので、必ず合わせて査定に出すことをおすすめします。

反対に品質の低いダイヤモンドに付属する鑑定書は“品質が低いことを裏付ける書類”とも言えます。そういった場合にはそこまで重視しなくても大丈夫です。

色石には鑑別書があったほうがプラス評価となる

鑑別書は主に色石の査定に影響を及ぼします。

近年ルビーやサファイヤといった色石は人工処理を施したものも広く流通しています。

鑑別書は宝石の本物か偽物かという点だけでなく、人工処理の有無の判別も記載されています。

同じ大きさ品質の宝石でも、天然石でかつ人工処理が施されていないものほど高価となるため、その裏付けがあるかないかで査定金額にも影響します。

高く売れる宝石ブランドとは?

同じ品質の宝石でも、ブランドのネームバリューによって金額は異なります。

よりステータス性の高いハイブランドの宝石ほど高く売れやすい傾向にあります。

最高級の宝石しか扱わないハイブランド

ハイブランドは一定品質以上のダイヤモンドしか扱いません。そのため高値で売りやすい傾向にあります。

  • HARRY WINSTON(ハリー・ウィンストン)
  • Van Cleef & Arpels(ヴァンクリーフ&アーペル)
  • GRAFF(グラフ)
  • Chaumet(ショーメ)

これらブランドは老舗ダイヤモンドジュエリーのハイブランドとして人気が高く、最高品質のダイヤモンドのみを取り扱っています。

  • Cartier(カルティエ)
  • TIFFANY&Co.(ティファニー)
  • BOUCHERON(ブシュロン)
  • PIAGET(ピアジェ)

これらのブランドもグレードの幅こそ少し広く扱ってはいるものの、人気や知名度も高く品質はお墨付きだと言えます。

上記したようなブランドは、ダイヤの品質が高いことが証明されており、高く売れる傾向にあるブランドです。

ノーブランドジュエリーの買取相場について

ブランド品以外の宝石が必ずしも安いかというとそうではありません。

ただブランドのネームバリューがない場合、際立って品質の高いダイヤモンドや色石でない限り高値は付きづらいです。

ダイヤモンドであれば1.0カラット以上でないとまとまった金額の査定は付きづらいでしょう。

ノーブランド品の場合にも、鑑定書があるとないとでは値段が変わるため、大きく品質が高いダイヤモンドなどに関しては、手間はかかるものの査定前に自ら鑑定書を取得してから査定に出した方が良いケースもあります。

宝石は売る店によって大きく買取価格が異なる

宝石は買取店によって非常に金額差が出やすいアイテムです。

先に結果だけ示すとダイヤモンドは最安値が1万5千円で最高値は35万円だった。価格差はなんと23倍。2店が「石だけではダメ」と査定をしなかった。エメラルドの指輪は1万1000円が最も安く、最高で20万円だった。こちらも18倍の差がついた。査定結果の詳細は掲載した一覧表の通りだが、以前から宝石業界関係者の間で急増した買い取り業者を巡る問題は指摘されていた。
引用:日経新聞

ブランドバッグなどと違って、同じものがこの世に一つとしてないという点も相場が安定していない理由の一つです。

金額が安めの宝石に関しては、そこまで大きな差になりづらいですが、これが数十万円の査定が付くような品になると話は変わってきます。

宝石の鑑定は難しい

鑑定士にとって宝石の正しい価値を目利きするというのは難しいです。

鑑定書があればそれを見て判断することができますが、ない場合には自分の目で品質を的確に見定めなくてはなりません。

特に透明度のランクは一つ変わるだけで、数十万円単位で金額が異なりますので、自分の目だけで的確にランク付けできる鑑定士の数は非常に少ないとされています。

販売経路によって金額が変わる

現在、高価な宝石は香港や中国などの海外市場がメインです。

国内で小売しているお店よりも、そういった海外に販路を持っているかどうかも重要になります。

宝石はさまざまな要素を元に値付けられるため、品質と相場を的確に判断した上で高値で買取してくれるお店は稀だと言えます。

宝石を売るのにおすすめの買取店

宝石は買取店による金額も大きいため、時間をかけられるのであれば、複数の買取店で相見積もりを取り比較した上で売却することがベストです。

しかし相見積もりを取るのには時間も手間もかかります。できるだけ宝石類の買取に強いお店を選んで利用するのが良いでしょう。

ここでは宝石の鑑定に長けた買取店をいくつか紹介していますので、参考にしてみてください。

リファスタ

池袋に店舗を構えるリファスタは宝石や貴金属をメインに取り扱う買取店です。

お店にはGIAの認定鑑定士の資格を持つ鑑定士が常駐しており、ダイヤモンドや色石などあらゆる宝石に対して適切な目利きができるお店だと言えます。

宅配買取の利用者も多いため、宝石を気軽に査定に出したい時などにも便利な買取店の一つです。

コメ兵

ブランド品の大手買取店コメ兵は国内屈指の販売力を持つ買取店です。

宝石に関してはブランド品だけでなくノーブランドジュエリーにも力を入れているため、相見積もりを取る上では外せないお店です。

全国に店舗を構えているため、持ち込み査定も手軽な他、宅配買取や出張買取といった買取方法も豊富です。

ブランディア

宅配買取専門店のブランディアはさまざまな貴金属や宝石を取り扱いしている実績があります。

ブランド品の買取店よりも取り扱いブランドの範囲が広いため、家にある不要なバッグや衣服もまとめて売りたいという際に便利です。

宅配買取のシステムもわかりやすくはじめての方でも利用しやすくなっています。

まとめ

宝石は品質によって金額が大きく異なり、かつ買取店による金額差も大きいため、より高く売却するためには慎重でいて損はないでしょう。

鑑定書や鑑別書といった付属品を揃えるのはもちろんのこと、最低限リサーチしてから査定に出すことがおすすめです。

宝石を少しでも高く売りたいという方の少しでも参考になれば幸いです。

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